【神域リーグ】26日開幕! VTuber主催者・天開司が語る人気の秘密と2季目の展望
2022年05月25日 12:05
【神域リーグ】26日開幕! VTuber主催者・天開司が語る人気の秘密と2季目の展望

 MリーガーとVTuberによるオンライン麻雀のリーグ戦「神域リーグ 2023」が26日に開幕する。手探りの中で始まった昨年、いきなりの大ブレーク。2シーズン目となる今季はチーム数も、新たに参加する選手も増え、さらに視聴者を集めそうだ。人気コンテンツとなった理由を探りつつ、大会への思いや今季の見どころを、主催者で選手としても参加するVTuber・天開司に聞いた。 【写真】ニッコニコの多井隆晴プロ   ――第1回となった昨年は多くの視聴者を集め、麻雀界とVTuber界双方で大きな話題となった  天開 自分にとって切っても切り離せない存在である麻雀に何か恩返しをしたい、もっと盛り上げたい!とリーグを設立したのですが、ここまで盛り上がるとは正直、想像していませんでした。同接(同時接続者数)で1万人いくかなと思っていたのがドラフトの時点で3万人。最終節では6万人近い人が見てくださいましたから。  ――人気を博した理由についてどう考えている?  天開 まず最大の理由は多井隆晴監督。トッププロの方が歩み寄り、尽力してくれたことで、VTuberとプロ雀士がともに戦うという前代未聞の試みが実現できました(プロ雀士は選手兼監督)。そのうえで、各選手の個性も光りましたし、初心者に近い選手が活躍したり、逆に強いとされている人が負けたりと、麻雀らしいドラマが次々と起こったことで盛り上がったんだと思います。  ――麻雀初心者がリーグを通じて上達していく様子も、通常の麻雀大会と違って新鮮だった  天開 それは私も見せたかった部分で、だからこそ昨年はあえて〝初心者枠〟を設けました。今年は同様の縛りはなくしたのですが、結果的にそういう伸びしろのある選手が何人も参加することになりましたし、「成長」をテーマにしている監督も多い。今季もリーグを通じて雀力が上がっていくところは見どころだと思います。  ――選手で言うと、チーム編成も大きく変わった。ドラフトの時点で「各チーム、前年に所属した選手は1人しか指名できない」というルールにしたのは  天開 メンバーを継続するのか、変えるのかという部分はめちゃくちゃ難しかったです。まるっきり変えてしまうと全くの別チームになってしまうし、監督の考えもあるでしょうから、相当悩みました。ただ、どっちにしてもある程度の批判もあるだろうし、だったら変化を求めてさらに飛躍しようと、監督や運営と相談して決めました。  ――1チーム増えて5チーム×3=計15人のVTuberが指名された  天開 意外な指名がたくさんあって、自分もビックリでしたし、視聴者の方も驚いたと思います。「おっ、この人がきたか」というのが、正直、いくつもあった。それだけ監督たちがしっかり情報を集めて真剣に向き合ってくれていたんだな、と。  ――新しいスターが誕生するかもしれない  天開 去年の歌衣メイカ(個人スコア1位)のような選手が出てきたら面白い。また、先ほど初心者が上級者に勝つ話が出ましたが、そういうことも起こり得るゲームの中で、プロの方々がどう動くのか、技術でどうやって勝っていくのかにも注目してほしいです。  ――リーグが盛り上がったことでプロ選手側からも「今まで自分のことを知らなかった人に知ってもらえるようになった」という声も出ている  天開 VTuber界だけではなく麻雀プロの方やMリーグにも熱が波及してほしいと思っていたので本当にうれしい。自分自身も全力でやらせていただきますし、昨年の盛り上がりを超えていきたいと思います! 【神域リーグとは】昨年から始まったプロアマ混合のオンライン麻雀のリーグ戦。今季は5チーム(各プロ1人+VTuber3人)が5月26日から全10節・計30試合を行い、セミファイナル、ファイナルを経て9月8日に優勝が決まる。監督はMリーガーの多井隆晴、鈴木たろう、村上淳、松本吉弘、渋川難波。

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