SNS、推し活……夫婦仲の専門家が見た夫を不幸にする「スマホに依存しすぎる妻」驚きの実態
2022年05月11日 20:05
SNS、推し活……夫婦仲の専門家が見た夫を不幸にする「スマホに依存しすぎる妻」驚きの実態

いまや生活に欠かすことができないスマートフォン。SNSチェック、動画視聴、ゲーム……といったことが1台でこなせますが、その便利さゆえにスマホへ依存してしまうケースも少なくないようです。 【画像】SNS、推し活……夫婦仲の専門家が見た夫を不幸にする「スマホに依存しすぎる妻」驚きの実態 今回は、スマホに依存しすぎてしまった妻の実態について、「恋人・夫婦仲相談所」の所長である三松真由美さんに教えてもらいました。 ヒロキさんの妻ミサさん(50代)の生きがいは推し活。結婚前は人知れずアニヲタとして声優に入れ込んでいました。その後、娘が中学生になったころから娘と一緒に男性アイドルヲタに転身。全国に「遠征」するなど、惜しみない愛情とお金を投資してきました。 そんなミサさんがいまハマっているのがVTuber。きっかけは、大学生になった娘と一緒に視聴した某VTuberのLive配信でした。 「VTuberの魅力は、中の人がどんな人なのかを想像してわくわくできること。昔、声優が好きだった感覚と似ているかもしれません。VTuberの場合は、声優よりももっと自由度が高いので、Live中にもときどき素になって笑ったりします。そんな瞬間に、その人の秘密を見たようでわくわくするんです。推しのグッズももちろん購入しますよ。イベントのときだけに買える限定品とかは持っているだけで自慢です」 Live配信を見たりグッズを買ったりするだけなら、今までの推し活と変わりはないのですが、VTuberには、さらにミサさんが沼にはまる重要な要素があったのです。 「VTuberの最大の魅力はスパチャとよばれる“投げ銭”ができることなんです。アイドルヲタ時代もグッズを大量に購入して、推しを応援することができたけれど、人気アイドルグループが相手だと、いくらお金をつぎ込んでもメンバー本人に私の気持ちは伝わらないですよね。でも投げ銭はダイレクトに相手に伝わって、お礼コメントがもらえたりするのが最高なんです。あとは、いくら投げたかが周囲にもわかるので、ほかの若い娘に対して金額でマウントをとれるのも快感。つい上限の5万円を一気に投げたりしちゃうんです」 ミサさんの場合、推しが複数いるため、週に3~5回Live配信を視聴します。そのたびに投げ銭をするので額もどんどん膨らみ、自分のパート代をつぎ込むだけではたりなくなってしまいました。 ヒロキさんはそんな妻の様子に困惑と怒りを隠せません。 「最初は『また妻の新しい推し活が始まった』と気にもしていなかったのですが、ある時、たまたま彼女のクレジットカードの明細書を見てその金額に驚きました。そこで問い詰めると、VTuberに月30万円以上つぎ込んでいることがわかったんです。クレジットカードの引き落とし口座は妻自身の名義の口座になっていたのですが、もちろんそこは早々にお金がなくなり、2人の老後資金用に積み立てていた口座の預金に手をつけていたんです。去年の春からそこの定期預金を解約して、自分の口座にお金を回していたことがわかりました。いい年をして何やってるんだか!あまりに腹が立ったので彼女のスマホを取り上げて床にたたきつけてやりました」 現在ふたりは、私が運営する夫婦仲相談所で、関係修復のアドバイスを受けています。 もはや日常に欠かせないものになったスマホ。でも、一歩使い方を間違うと自分も家族も不幸にしてしまう危険なツールだとも言えます。 皆さんにとってスマホはどんな存在か、夫婦仲をおびやかすほどのバッドアイテムになっていないか今一度振り返ってください。 冒頭に紹介した 「スマートフォンを1日使わないでいることはできますか?」 という質問を今夜、夫婦の話題にしてみてください。 ◆監修・執筆/三松 真由美 会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。 構成/サンキュ!編集部

サンキュ!

戻る