
ピチューをゴハッチュウ、ウソッキーに蛇足 プロ絵師VTuber・伊東ライフが生み出す“ミリしら”ポケモンが魔境すぎる 豊富な知識が足かせに
同人作家でVTuberとしても活動しているイラストレーター・伊東ライフさんが、YouTubeで定期的に配信しているポケモン実況プレイで人気を集めています。 【動画】テンポ良く楽しめる伊東ライフのミリしらポケモンお絵かきシリーズ切り抜きまとめ 伊東ライフさんは「絵の描けるVTuber」として活動している女性の姿をした男性VTuberで、チャンネル登録者数は25万人を突破。商業・同人を問わずに幅広く活動しており、愛園愛美(にじさんじ)などのVTuberデザインを手掛けているほか、最近では自身が手掛けた同人作品を網羅した「伊東ライフ大全集」(2万2000円)が1万部を超える売上をみせたことでも話題になっていました。 そんな伊東ライフさんが最近注力しているのが、ゲームフリークが手掛ける人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズのゲーム実況。イラストレーターとして培ってきた画力と知識を武器に、出会ったポケモンを“ミリしら”(1ミリも知らない)で描き、リスナーの採点で一定以上の評価が得られたら捕獲できるという無謀な縛りプレイに挑戦しています。 現在は第2世代のリメイク作「ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー」をプレイしており、すでに数多くのポケモン(伊東ライフのすがた)が生み出されています。 第1回を前にして披露された動画では、御三家ポケモン「ヒノアラシ」「チコリータ」「ワニノコ」の3匹に挑戦。豊富な知識からヒノアラシはヤマアラシをモチーフにしたデザインであると読み、ポケモンらしさを意識して描いたことから高評価を得ました。 しかし、チコリータは「地+コリー(犬)」、ワニノコは「ワニ+ノコ(鋸)」と読み解いてしまい、完成したイラストは本来の姿とは似ても似つかない姿になっていました。この時点ですでに雲行きが怪しくなってきました。 ついに冒険の幕が開ける第1回の配信では、金銀における記念すべき1匹目として「オタチ」と遭遇。ポケモン図鑑の解説と名前をヒントに「イタチのポケモンです!」と名推理を披露します。 しかし「イタチではなくオタチ」「カマイタチという妖怪がいます。オタチ、尾の太刀……カマイタチのポケモンです」とわけのわからないことを口走り、尻尾がカタナのような刃物になっている謎のモンスターを生み出します。 オタチの「尾で立つ」というアイデンティティにたどり着けず惨敗した伊東ライフさん。オタチの姿を見て「尾で立つなぁ!」と絶叫するシーンは笑わずにはいられませんでした。 続く第2回では、アニメシリーズにも登場していた「トゲピー」が登場。図鑑情報と名前から姿を想像していくものの、生み出されたのは「ウニ」としか形容できない不思議な生き物でした。どうしてこうなるんですか? ポケモン金銀といえば、旅の道中で通路に立ちふさがる新ポケモン「ウソッキー」との出会いは思い出深いものです。シンボルエンカウントという大ヒントを得つつ、「嘘ッ木ー」と木に擬態したポケモンであることを見抜き、「水を嫌がっている」という点からいわタイプであると名推理を披露するものの、「地に潜む何かの頭頂部に木のような疑似餌が生えている」という迷推理を展開。これには視聴者も「余計なことをするな伊東ライフ」と呆れ、蛇足ぶりから「ダソッキー」と名付けられていました。どうしてうこうなるんですか? また、ミリしらポケモンは番外編も人気を集めており、ポケモンパンのシールをヒントに描くチャレンジでは、ピカチュウの進化前として金銀から登場した「ピチュー」に挑戦。ピカチュウの丸みを帯びたシルエットに引きずられ、なんともいえないパチモンを生み出してしまいました。 ピチューともピカチュウともいえない姿はリスナーから「ゴハッチュウ(誤発注)」と名付けられ、ファンの間では伊東ライフのミリしらポケモンを代表する迷作として愛されています。 このほかにも最新作「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」に登場するジムトレーナー・ナンジャモの相棒ポケモン、新ポケモンとして登場した「ボチ」など、ポケモンをテーマにしたミリしらお絵かき企画も好評を得ています。 伊東ライフさんのお絵かきポケモンシリーズは毎週土曜日にYouTubeチャンネルで生配信を実施しており、ポケモンHG・SSの冒険はすでに終盤に差し掛かっています。これから追いかけたい人向けに配信の翌週金曜日にはダイジェスト版となる切り抜き動画がアップされているので興味がある人はチェックしてみては。
ねとらぼ