
VTuber渋谷ハルがレッドブル・プレイヤーに加入! 一日2本飲むこともあるご本人に今後の取り組みを訊いた。同じレッドブル・プレイヤーのウメハラに共鳴
インタビュアー:ミル☆吉村 VTuberやストリーマーが多く配信を盛り上げているいま、その先端を走っている渋谷ハルさんがレッドブルと手を組んだことが本人の公式Twitter、配信にて2023年3月24日に発表された。VTuber最協決定戦などを主催して「VTuber界を盛り上げていく」という考えが、レッドブルと組むことでどのようにステップアップしていくのか。 【記事の画像(1枚)】を見る 今回、渋谷ハルさんご本人に、レッドブルと組んでの今後の取り組みやレッドブル・プレーヤーの証でもあるレッドブルのロゴが入った新衣装の詳細に迫るインタビューを実施したので、その内容をお届けする。 いまの活動を大事に、レッドブルとともに新たなことにも挑戦! ――現在、渋谷ハルさんが主催しているVTuber最協決定戦 第5回(2023年4月15日開催)やVTuberグループ“Neo-Porte(ネオポルテ)”の運営、配信活動などかなりお忙しいかと思いますが、近況はいかがでしょうか? 渋谷ハル さまざまなものに追いつくのに必死です。ふだんからあまり先の予定が考えられなくて、今日一日の予定を眺めて「あれやってこれやって……よし終わった寝るぞ!」みたいな感じなので……。1週間先の予定すら考えられないタイプの人間なので、いまはとにかく目の前にあることに必死にくらいついています。 とくにいまはVTuber最協決定戦の割合が高く、グッズを発表したり、チームリストを確認したり、リーダーに連絡を送ったり……と、それらを考えてると頭がいっぱいになってしまって。毎日生きるのに精いっぱいです(笑)。 ――かなりハードそうですね……。そんな中、世界初となるVTuberのレッドブル・プレイヤーとなりました。レッドブルさんから最初にお話しがあったときの第一印象をお聞かせください。 渋谷ハル レッドブルにはスポーツのアスリートの方が多くいらっしゃいます。その方々とVTuberである僕を比較したとき……一風変わっているので(笑)。 ――(笑) 渋谷ハル アスリートの方々と同じ形で迎えていただいて、ちょっと変な感じになってしまわないかという懸念点は少しありました。ですが、その点はレッドブルさん側でもいろいろと考えてくださり、僕自身も気持ちよく加入できました。 ――レッドブル・プレイヤーとしてはどのような活動をしていくのでしょうか? 渋谷ハル 僕自身の立ち位置としては、インフルエンサーとしてレッドブルのブランドを広めていくっていうことがいちばんかなと考えています。僕自身が考えるレッドブルさんのかっこよさや考えかた、「こういったこともできるんだ!」っていうのを広めるひとつのツールだと思って活動したいです。 ――レッドブルさんとの取り組みとしては、リアルタイムで何か進行中のものはありますか? 渋谷ハル リアルタイムで進んでいることはありません。過去にはVTuber最協決定戦で、視聴者プレゼントの一部を準備していただくことはありました。 その際は僕のほうでは、レッドブルさんにサポートしていただいていることを配信で紹介させていただきました。そのときは、豪華賞品が盛りだくさんでリスナーの方々にも喜んでいただけましたね。 ――以前からレッドブルとはつながりがあって、今回正式にレッドブル・プレイヤーとして契約されたということになるのですね。 渋谷ハル そうですね。そのほかにもレッドブルの新フレーバーが届いたりですとか。僕自身もこれはおもしろいと思ってツイッターに上げたりとかもしていました。そういったレッドブルさんの遊び心に付き合わせていただくこともちらほら……。 今後はより大きなものを作り上げていくこともあるかと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。 ――TSM FTXと契約した時もかなり驚いたのですが、TSMとの契約との違いというものは感じられますか? たとえばレッドブルとも契約したことで、今後はより海外に向けての活動も行えるのではないでしょうか。あるいはもちろん、いままでやってきた活動をさらに強化するという考えかたもあるのかなと思いますが。 渋谷ハル そうですね。いちばんは「これまでの活動をしっかりやる」に重きを置いています。新しいことを始めるのってとても魅力的なことに見えるんですけど、反面いままでやっていたことがおろそかになってしまうことが、いままでの活動の中でもありました。 それが物事の歯車がうまくかみ合わなくなることもあるので、「自分の価値はどこにあるのか」っていうのを考えて、そこを大事にしながら、新しいことに挑戦していこうと思います。そこに関してはレッドブルさんの力を借りながら、お互いにメリットがあるように新しいことをやっていけるといいのかなと思っています。より大きなゲームの大会を開催するですとか……。 衣装の襟にはレッドブルのロゴが! こだわり抜いたスタイリッシュな新衣装もお披露目 ――レッドブルのアスリートどうしでの交流もチラチラ見られたりします。渋谷ハルさんが気になるレッドブルアスリートやプレイヤーはいらっしゃいますか? たとえば日本では、格ゲーのウメハラさんやボンちゃんといった方がいらっしゃいます。 渋谷ハル じつは、ウメハラさんはずっと昔から動画を拝見していたんです。ただ、交流したいというより、考えかたに共鳴しています。ウメハラさんってゲームの腕は言うまでもなく、プロゲーマーとしての考え方がほかのプロゲーマーよりも一段階、二段階上をいってるなって思っていて、それを配信とかで発信しているんですよ。 「プロゲーマーはこうあるべきだ!」、「俺がプロゲーマーとしてキャリアを積んでいくのに考えていたことはこうだ!」ですとか、ある種のビジネスマンみたいな視点で情報を発信することがあるんですね。 僕自身もそれを見て「こういう考えでやってるんだな」とか「こんなとこまで考えながらやっているんだ」と考えさせられます。ただ強さを追い求めているだけじゃなくて、プロゲーマーと「自分というコンテンツをいかに売り出すか」まで考える、クリエイターとしての観点を昔から持っていて、それをいまも発信し続けているところに惹かれますね。ウメハラさんってかなり特別な存在なんだなって……。 ――なるほど。ウメハラさんを参考しているということでしょうか? 渋谷ハル 不思議な感覚なんですが、ウメハラさんを参考にして動いていたっていうわけではなく、自分の行動を振り返ったときに「ウメハラさんを参考にしていたのかな?」って思うぐらいに、ウメハラさんが僕の行動と同様なことを配信で語っているんですよ。 僕は気づかぬうちにウメハラさんの跡をたどっていたのかなっていうところがあって、界隈を大きくするために動いていたところがあると思います。 ――ウメハラさんと考えが似ているのかもしれませんね。海外のレッドブル・プレイヤーはいかがでしょうか? 渋谷ハル 僕はTSMに所属しているので、海外のプロ選手は遠い存在ではないんですね。ただ、僕自身英語が話せないので“言語の壁”を感じるときがあります。交流できるならうれしいなと思いつつ、言語の壁が不安だなと。楽しみでもありちょっと不安でもありみたいな……。 ――なるほど。レッドブルさんと協力して海外発信に力を入れるなどは考えてますか? たとえば切り抜き動画に英語字幕をつけてみるとか……。 渋谷ハル いまは考えていませんが、さまざまな取り組みの中で海外発信をやるかやらないかを決めることは大事だと思っています。その取り組みしてやっぱり切り抜きの英語字幕だったり、海外のプレイヤーと交流するであったり。タイミングがあれば積極的にやってみたいなとは考えています。 ――海外へのアプローチも視野に入っているのですね。レッドブル・プレイヤーはレッドブルのロゴを身につけて大会に出たり、配信時にレットブルのキャップを被っていたりします。渋谷ハルさんは世界初のバーチャルレッドブル・プレイヤーになるわけですが、レッドブルとの新衣装は用意されているのでしょうか? 渋谷ハル レッドブルをどういう形で身につけるかは、ちょっと未来的なのを楽しみにしていてください。 ――おぉ、レッドブル衣装は用意されているのですね。そのデザインの作成はどのように進められていますか? 渋谷ハル この新衣装は、レッドブルという存在を広める観点でとても重要ですし、“渋谷ハル”というコンテンツをブレないっていう意味でもすごい大事だと考えています。そこを第一にして、お互いがかっこよく見える形、ある種お互い譲らず納得できる形を模索しています。 ――未来的な新衣装のこだわりのポイントなどはありますか? 渋谷ハル 僕がかなりこだわりがちなタイプなので、提案していただいた内容に申し訳ない気持ちもありながら、かなり細かく提案や調整案を出しました。せっかく新衣装を作るのであれば、僕自身もちゃんと芯まで納得したい、これだったら絶対かっこいいというものにしたいなっていう前提があって、そこはかなり力をいれています。 衣装のわかりやすさだけを追求するならば、すぐに作成できたと思います。それだけではなく、お互いがかっこよくなじんでいてかっこいいデザインに落とし込みたいとかなりこだわりました。 ――具体的に衣装の注目してほしいポイントはありますか? 渋谷ハル ひと目見たら「渋谷ハル×レッドブルだ!」というのがわかる、かつクールなデザインになる予定です。 ――渋谷ハルさん側ではVTuber最協決定戦、レッドブル側でもeスポーツ大会とかも実施されています。今後レッドブルと大会などで取り組んでいきたいこと、目指していることはありますか? 渋谷ハル 今回のVTuber最協決定戦 第5回は、リスナーの方がスクリーンで実際に見に行けるパブリックビューイングをやるんですよね。いつかこれをさらに進化させて、本格的なオフライン会場を作り込んでやるっていうのが、僕自身、そしてV最協の夢ですね。 イベントの開催はレッドブルさんの得意分野だと思っていて、僕は力をお借りできて、その大会でレッドブルを宣伝するというのは、お互い悪いことじゃないと思っています。お互いの得意分野で力を発揮し合いながら取り組んでいきたいです。 ――とても実現できそうですね。 渋谷ハル 不可能ではないと僕自身も思っています。ただ、それを実現するにはさまざまなものをクリアーしないといけなくて、いまでもパッと思いつくだけでもたくさんあります。大変そうではありますが、やりがいは間違いなくあると思いますので、ふわっとして夢として持っておけたらいいなと思っています。 ――先ほど「レッドブルをもらうっていうことがある」とおっしゃっていましたが、『Apex』プレイ中や配信中に飲むことはありますか? 渋谷ハル レッドブルは飲み物としておいしいじゃないですか。僕自身もふだんから少し飲み過ぎちゃうぐらい好きなんですよ。 ですが飲みすぎもよくないので、健康に気を遣ってシュガーレスを飲むことが多いですね。たまに、ふだんと違うフレーバーを見かけたときは、気分転換に飲んだりすることもあります。 ――味がおいしいですものね……。レッドブルを飲むことで、プレイとかにも影響したりしますか? 渋谷ハル 少なくとも気分はスッキリするというか、僕の中でひとつのやる気スイッチになっています。長時間のプレイに疲れてきた時とかは、切り替えるためによく飲んでいます。リフレッシュ感覚で! ――これからはもっとレッドブルを飲めそうですね(笑)。最後にレッドブルとの取り組みに期待しているファンの方へメッセージをお願いします。 渋谷ハル 新しい取り組みは、僕自身も僕のリスナーのみなさんも大好きだと思います。新しいチャレンジはいままでもたくさんあったと思いますし、それがすべてうまくいったり、うまくいかなかったりと見てきたかと思います。今回のレッドブルさんとの取り組みは、絶対にうまくいくように、お互いが「よかった!」って言えるようなことに挑戦していきますので、応援のほどよろしくお願いします!
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