
新キャラ“アト姉さん”が自動化をアピール、大幅軽量化の回転角センサーも
愛知県に本社を置く自動車部品メーカーの松尾製作所は、グループ会社で設備メーカーのATOMらとともに「FACTORY INNOVATION Week 2023」(2023年1月25~27日、東京ビッグサイト)における「第7回 ロボデックス」に出展し、開発中のレゾルバやATOMが手掛けた汎用外観検査装置などを展示した。 汎用外観検査装置[クリックで拡大] ブースでひときわ目立っていたのは、松尾製作所のイメージキャラクター「マツオちゃん」とATOMのイメージキャラクター「アト姉さん」だ。マツオちゃんは前回のロボデックスで初公開され、アト姉さんは今回のロボデックスが初お披露目となった。2021年に松尾製作所のグループ会社になったアニメーション制作会社のエルフィンが、「エルフィンちゃん」というイメージキャラクターを持っていたことから誕生した。マツオちゃんの設定は「電子の海から生まれた妖精の女の子」で、頭に付いているのはレゾルバとなっている。アト姉さんの設定は「工業の世界から生まれた、ほんわか系お姉さん」で、背中にはロボットアームが付いている。 イメージキャラクター活用の目的は会社の認知度向上だ。松尾製作所 技術開発部 部長の高橋亨氏は「抜群の集客力だ。“なんだろう?”とブースに寄っていただけるし、何よりブースを訪れていただいた方が笑顔になる」と語る。イメージキャラクターは本社受付で来客を出迎える他、会社紹介の動画にも登場、キャラクターのラッピングをした従業員の送迎バスもあり、「地域の子どもたちから手を振ってもらえる」(説明員)。 展示会では、イメージキャラクターを用いてVTuber(ブイチューバー)による会場レポートが行われ、ロボットにもラッピングを施した。イメージキャラクターの存在は採用活動にも好影響を及ぼしているという。2024年のロボデックスには、同じグループ会社の三光ダイカスト工業所のイメージキャラクターが新たに登場する予定だ。 ⇒その他の「FAニュース」の記事はこちら
MONOist