
広島県福山市にドスパラが! 「ドスパラ福山ココローズ店」レポート
サードウェーブは1月14日、広島県福山市に「ドスパラ」の新店舗「ドスパラ福山ココローズ店」をオープンする。福山市は人口約46万人の広島県第2の都市。広島東部のいわゆる備後地方の中心都市であり、近隣にある備中地域の中心都市、岡山県倉敷市とともに大きな経済圏を構成している。このレポートではオープン前日に開催された内覧会の様子をお届けしたい。 【この記事に関する別の画像を見る】 ■ 車椅子でも買い物できるバリアフリーな店内 「ドスパラ福山ココローズ店」はJR福山駅から南に約1.8km、徒歩だと22分程度の場所にある大型ショッピングモール「ココローズ福山」の一画にある。同じ敷地内には、福山市に本拠を置くスーパーエブリィやマクドナルド、クリーニングにカメラショップ、100均、ドラッグストアからガソリンスタンドまで生活に必要な店がそろっており、福山市民が日常的に利用しているような場所だ。駐車場は店舗前に20台、共用駐車場として355台分のスペースが確保されている。 店舗の敷地面積は約330㎡。ドスパラとしては小型な部類で、店内にはぎっしりと商品が並んでいるが、バリアフリーなスポーツであるeスポーツに力を入れる企業だけに、店内の通路は車椅子でゆったりと買い物ができるようゆとりある幅が確保されている。 横浜駅前店を経験した後店長として赴任してきた山代宏之氏に、特に力を入れたことを聞いてみたところ、「限られた空間の中でも、お客様にいかに体験をしてもらうか、その体験で感じたことをどう解決できるか」に注力したという答えが返ってきた。 購入する前に実際に触って体験できるのは、「ドスパラ」の各店に共通した特徴だが、福山ココローズ店もキーボードやマウス、ゲーミングパッド、マウスパッドなどが体験用にずらりと並んでいる。特にヘッドセットはできるだけ多くの種類を体験可能な状態で陳列することにこだわったのだそうだ。 ■ マイクやカメラをテストできるVtuber体験コーナー 入り口を入ってすぐの場所には、恒例になっている理想のゲーミング部屋コーナーが作られている。福山ココローズ店のゲーミング部屋は、80インチのモニターを、机を囲うように横に3台並べた部屋。このサイズのモニターが3枚並ぶと、ほぼ視野全体をモニターが覆ってしまえるので、まるでVRゲームのような没入感が味わえる。隣にある棚の上には、レアな砂漠迷彩のヘッドセットも置かれていた。 店内左奥には、マイクやカメラ、マイクスタンドを集めた配信機材コーナーが作られていた。また、素早く画面を切り替えるための便利アイテムStream Deckも各種カラーやサイズがそろっている ここには、カメラに自分の顔をトラッキングさせて、画面のアバターキャラを動かしてみるVtuber体験コーナーも併設されていた。配信しているわけではないので、誰でも気軽に試すことができる。 ■ 簡単なイエス/ノー診断で自分の欲しいヘッドセットを見つけよう 店内には、中国地方ではなかなかお目にかかれないレベルで、多くのPCパーツが並んでいる。キーボードやマウスなどは実際に触り心地を確かめることができ、ケースファンなども回転数による音や風量の違いを体験できるように工夫されている。 ゲーミングパッドのコーナーでは、4種類のパッドをUSBに差し込んでその場で実際にプレイできるコーナーが作られていた。また、店内の一画にはフィッティングコーナーがあり、実際のプレイスタイルに近い形で製品を試すことができる。 ゲーミングヘッドセットのコーナーには、今回から登場したYES/NOチャートが掲示されていた。簡単な質問に答えていくと、AからFのいずれかの答えにたどり着く。答えのカードをめくると、中におすすめの商品名が書かれている。もちろんその場で購入可能だ。 ■ 自作用PCパーツではAsrockの配信用マザーボード推し 店の左奥にはASRockの配信者向けマザーボードの特設コーナーが作られており、自作PCコーナーでもこのマザーボードを使った自作PCが即納できる態勢で販売されていた。 このASRockの新シリーズマザーボード「LiveMixer」は、AMD B650とIntel Z790チップセット搭載の2製品があり、AMD用はオレンジ、Intel用はパープルの絵の具をまき散らしたようなポップなデザインが特徴。マイクやヘッドセット、オーディオインターフェースなど配信者が使う多数の機材を、すべて配線できるように23基ものUSBポートを備えている。 店長山代氏のおすすめは、Intel Z790の「LiveMixer」で、店頭価格は47,740円(税込)。AMD B650「LiveMixer」は店頭価格39,930円(税込)で並んでいる。パッケージもマザーボードに使われているのと同じイメージカラーとデザインになっており、緑や黒が多いグラボコーナーでひときわ目立っていた。 ■ オープン記念特価品はお買い得多数。Core i9-13900KSも販売される? 14日と15日にはオープン記念特化として、様々なPCパーツがお買い得価格で提供される。CPUでは売れ筋の12世代Intel Core i5 12400Fが23,980円、Ryzen 7 5700Xが25,800円。どちらも両日で3つずつの激戦ではあるが、かなりのお買い得価格だ。 そして、1月12日に発売したばかりの数量限定モデルCore i9-13900KSが棚に並んでいるのを見つけた。価格と在庫数は不明だが、おそらくかなり早い段階での売り切れが予想される。 簡易水冷クーラーやケースファンは、光るものから性能重視のものまで、サイズも種類もかなりの数がそろっていた。特にDEEPCOOLは専用コーナーが作られており、豊富なラインナップが並んでいた。店長のおすすめは、最新の高クロックなCPUも確実に冷やしてくれるInfinity Seriesの360mm簡易水冷CPUクーラー「LT720」、店頭価格は22,980円(税込)だ。 ビデオカードはNvidiaのRTXが30シリーズ、40シリーズともに豊富にそろっていた。一時期のビデオカード不足は解消されたが、高級化の一途をたどるビデオカードには悩まされている人も多いだろう。自分のやりたい環境にはどのビデオカードが必要なのか、店舗スタッフと相談しながらじっくり考えて購入できるのは、自作に慣れていない人にとってはありがたい空間だ。 自身もFPSゲーマーで、「Apex Legends」や「オーバーウォッチ 2」で遊んでいるという店長山代氏のおすすめは、PalitのRTX 4070 Ti。店頭価格は149,800円(税込)。これはちょっと予算が足りないという人は、オープン記念特化のRTX 3060(42,800円税込)やRTX 30060 Ti(59,800円税込)を狙ってみてはどうだろう。 ■ コラボモデルのGALLERIAや、ビジネスユースのRaytrekデスクトップも BTOPCは店内の入って左側に多く並んでいる。ゲーミングブランドGALLERIAのノートやデスクトップはもちろん、ビジネス用ブランドRaytrekのノートやデスクトップも展示されていた。 また、プロゲーマーチームCrazy Raccoonや、Vtuberグループ「ぶいすぽっ!」、ストリーマーSHAKAとのコラボゲーミングPCもいくつかのバリエーションで販売されていた。 ■ 人気商品が欲しいなら早朝から並ぶ覚悟が必要かも 天気予報では明日は最高気温17度と暑いくらいの温度になりそうだが、予報は雨となっている。「ドスパラ福山ココローズ店」の営業時間は11時30分から20時の予定だが、行列ができた場合は開店時間が早まる可能性がある。どうしても欲しいお目当てのパーツがあるなら、早めの来店がおすすめだ。 この週末はオープンキャンペーンとして、DIYパーツや周辺機器、中古や上海問屋商品を購入すると商品代金の10%がドスパラポイントで還元される。 また、ドスパラ30周年を記念して、対象PCの購入や下取りで最大80,000ポイントがもらえる大感謝祭が1月22日まで開催されている。このチャンスに欲しいPCやパーツの購入を検討してみてはどうだろうか。
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