
VTuber葛葉主催、にじさんじ『スト6』大会が配信同接13万人超 ウメハラらも参加
ユーザーローカル提供の「生放送リアルタイムランキング」を元に、日本のインターネットの1週間の動きを多角的に紹介する「Weekly HOT Streaming」。 【ランキング画像を見る】秘密結社holoXが席巻 週間同接数TOP30(11/26~12/2) 政治ニュース、ゲームの大会、アイドルのライブ、VTuberの配信………様々なジャンルの話題が飛び出すこの連載を読めば、あなたもきっとインターネットの多様性と面白さに改めて気づくはずだ。 なお、ランキングの仕様上、国外の配信の情報が入ったり、カウントされていない配信もあるだろうが、その点は何卒ご容赦を。 今回は11月26日(日)から12月2日(土)のトピックスを紹介。この週の上位TOP3の中で注目したいのは、約13万の最大同時接続者数を集めた、VTuber/バーチャルライバーグループ・にじさんじ公式YouTubeチャンネルの配信だ。 出典:生放送リアルタイムランキング この週はTOP30に、女性VTuberグループ・ホロライブ所属のユニット・秘密結社holoXに関係した配信が6タイトルもランクインした。 秘密結社holoXの活動2周年記念を記念して、メンバーが次々と自分のYouTubeチャンネルでリレー配信をし、最後はホロライブ公式YouTubeチャンネルに集合してバラエティパートからライブパフォーマンスまで盛りだくさんのステージを繰り広げた。 秘密結社holoXは、2021年11月にデビューしたいわゆるホロライブ6期生。ラプラス・ダークネスさん、鷹嶺ルイさん、博衣こよりさん、沙花叉クロヱさん、風真いろはさんからなる5人組のユニットだ。 メンバーそれぞれが「秘密結社の構成員」というコンセプトで、ほんのりダークな風味の世界観の中で組織のシンボルマークや拠点施設などが設定されている。(少なくともキャラクターデザイン上は)明るく元気なイメージのあるホロライブだが、新しい一面を感じさせるアプローチになっている。 同期としてデビューしたグループとしてがっちりとコンセプトを定め明確な組織として打ち出したのは、日本のホロライブとしては初のケースだった。 また、加入前からホロライブのファンだったことを公言しているメンバーもおり、秘密結社holoXはこれまでのホロライブというカルチャーの成熟と、次世代の新しい展開への期待感の象徴のユニットと言っても過言ではない。 最大同時接続者数9万を記録した11位のMnet K-POPの配信は、K-POPの一大音楽アワード「Mnet Asian Music Awards(通称・MAMA)」の配信。Mnetは、韓国のエンターテインメント企業・CJ ENMが運営する韓国系音楽専門チャンネルである。 韓国にはMnetの放送する「M countdown」、そして「THE SHOW」「SHOW CHAMPION」「M countdown」「MUSIC BANK」「音楽の中心」「SBS人気歌謡」の有名な6つの音楽番組があり、これらは6大音楽番組と呼ばれる。 6大音楽番組はそれぞれケーブルテレビやオンライン配信を含む全世界への放送網、そしてテレビ放送した内容の一部を公開するYouTubeチャンネルを有しており、これらに各国のK-POPファンが注目している。K-POPアーティストがグローバルマーケットへアプローチするためには、これらの番組に出演してパフォーマンスをすることは必須だ。 BTSやBLACKPINK、TWICEといった日本でも超人気のアーティストたちも、新曲リリースの際に6大音楽番組のいずれかには必ず出演する。 そのような経緯で全世界のK-POPファンに絶対的な知名度を持つ6大音楽番組は、世界のどんな国でイベントを開催しようとも、人気アーティストのブッキングと番組ファンの集客が可能なのだ。 新型コロナウイルスによる渡航制限が世界的にほぼ解除され、6大音楽番組が韓国外でライブイベント形式のコンテンツ収録を行う流れが活発になった。 その流れは地理的に韓国に近く、韓国のアーティストが渡航しやすい日本で特に顕著になっており、今年は韓国の放送局が主催するライブイベントが多数行われた。 【2023年に行われた韓国の放送局主催のライブイベント(例)】 ・KCON JAPAN 2023 幕張メッセ 5/12~13 ・SBS INKIGAYO LIVE in TOKYO 有明アリーナ 10/3~4 ・2023 MAMA AWARDS 東京ドーム 11/28~29 ・MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL 2023 ベルーナドーム(埼玉) 12/9
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