
「レストランで頼むものは決まってます」元ヤクザVTuber「懲役太郎」が語る極道の意外な食事事情
テレビや雑誌などでヤクザたちが張り詰めた緊張感のなか食事をしているシーンを見たことがある人も多いだろう。 【人気Vtuber原作】「懲役太郎監修」超リアル極道漫画『極道楽園』を読む そんな雰囲気のなか食事をしても楽しめないのではないかと思うかもしれないが、実際のヤクザの食事はもっとシビアなのだという。 何度も刑務所に入っている人のことを指す「懲役太郎」という名前でバーチャルユーチューバー(VTuber)活動を行っており、自身も元ヤクザである「懲役太郎」がヤクザの食事事情について話す。 「基本的にヤクザはすごい早食いの人が多いです。目上の人より先に食べ始めてはいけないのですが、その人より早く食べ終えて支度をしないといけません。なので、自然と早食いになります。それに、ヤクザ歴が長い人は刑務所にいる期間が長い人が多いですから、刑務所での早食い生活が身に染み付いてしまっているんです」 役職が上のヤクザとレストランなどに行くときも、早く出てきて早く食べ終えることができるカレーライスやピラフなどのメニューを頼むことが多く、もし一緒のメニューを食べるときには必死に早食いするのだという。 ただ、いつもカレーやピラフのような早く出て早く食べ終えることができるものばかりを食べているわけではなく、ヤクザの事務所ではさまざまなものが食べられたと懲役太郎は語る。 「ヤクザには事務所当番という事務所の電話番をする仕事が定期的に回ってきますが、そのときの食事は基本的に自分たちで作ります。行事以外で事務所でお酒を飲むことはありえないので、食にこだわるようになるんです。なので、歴が長い人は一通りの料理は作れますし、何かしらのこだわりを持つ人が多いです。 1日かけてこだわりのワインを使ったカレーを作ったり、カツオの藁焼きを作るのに下のものに藁を買いに行かせたりする人がいましたね(笑)」 食えなくなったヤクザの多くが飲食店の経営を始めるのには、そんな裏事情があるのかもしれない。 早食いで贅沢な食事をして過ごしているヤクザたち。そんな食生活を長く続けていると病気になる人も多かったのだという。 「かつてのヤクザはみんな糖尿病とC型肝炎でしたね。ただ、当時は体が大きいことがヤクザのステータスの一つでもあったんです。なので、不健康な生活で過ごしている人も多かった。 ただ、今のヤクザはそんな体型をしていると自己管理ができない人だと周りから判断されて、人が離れていってしまうのでそういう人は少ないですね。その辺はビジネスマンと同じかもしれません」 体型管理などの身だしなみに気を使っていて、料理もうまい。ちょっと見た目は怖いかもしれないが、ヤクザにはいい男が多いのかもしれない。
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